面接にはどんな服を着ていけばいいのか迷ってしまいますよね。職種や業種によっても求められる服装は異なるため、その判断が難しいところ。
今回は、事務職の面接における理想の服装や身だしなみ、また注意点もあわせてご紹介します。
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事務職は一人で黙々と事務処理を行うイメージがあるかもしれませんが、コミュニケーション能力が求められる仕事です。例えば営業事務であれば、営業職と連携を取らないと、連絡事項を伝え忘れたりミスをしたりと、業務に支障をきたしてしまいます。
また、電話対応や来客対応を行うこともあるため、社外の人とも円滑にコミュニケーションをとらなくてはいけません。
そのため事務職の面接では、応募者とのやりとりを通して、コミュニケーション能力の有無をチェックしています。
面接中の受け答えや言葉遣い、立ち居振る舞いや態度など、社会人として常識ある言動ができているかをチェックされています。
事務職では来客対応を行う場合もあるため、常識やマナーがある人は採用に有利になるでしょう。
面接では身だしなみも見られています。事務職では、髪色やネイルの規定がある場合も多いため、奇抜な格好や不衛生な見た目の応募者は、ふさわしくないと判断されてしまいます。
清潔感を重視した、オフィスカジュアル向けの身だしなみを心がけましょう。
事務職の面接の身だしなみは、具体的にどのような格好が好まれるのでしょうか?
OK例とNG例をまとめたので、比較してみましょう。
OK | NG | |
---|---|---|
服装 | スーツ、オフィスカジュアル、清潔感を重視 | 派手な服、ハイブランドの服、露出が多い服 |
メイク | ナチュラルメイク | ノーメイク、派手なメイク |
髪型 | すっきりとした印象、長い人は一つにまとめる | 奇抜な髪色、表情が見えない髪型 |
ネイル | シンプル、オフィスネイル | 派手なネイル、長すぎるネイル |
アクセサリー | シンプルなデザイン | 装飾のついたもの、派手なもの |
カラコン | なし、ナチュラルなタイプ | 個性的な色のカラコン |
露出が激しい服や、派手なデザインの服はNGです。へそが見えたりオフショルダーのような肩が見える服、ミニスカートやショートパンツなどは、事務職の面接の場にはふさわしくありません。リブニットやタイトな服も、体のラインを強調してしまうのでおすすめできません。スカートはひざ丈〜足首くらいの長さが理想ですが、足が見える場合は生足は避け、ストッキングを着用しましょう。
また、ブランドロゴが大きく入った服や派手な色・柄の服、個性的なデザインの服も、事務職の面接ではミスマッチです。
面接では気合いを入れるためにお気に入りの香水を付けていきたくなりますが、匂いのするものは避けた方が良いでしょう。「香害」という問題があるくらい、香りの与える印象は大きく、場合によってはその人の印象を悪くする場合もあります。
自分の空間だけで香る程度なら良いですが、面接会場が香水の匂いで充満するくらい付けるのはNG。また、ハンドクリームやボディクリーム、柔軟剤、ヘアコロンなど、香りが強いものを付けるのは控えましょう。
事務職の面接に履いて行く靴は、パンプスが好ましいですが、高すぎるヒールは避けましょう。また、サンダルやブーツもNGです。
足が痛くなりやすい人は、低めのヒールやフラットなパンプスを選ぶと安心です。もしくは、面接会場まではスニーカーを履いて、面接の前にパンプスに履きかえるのも良いでしょう。
事務職の面接では、清潔感を重視した服装を心がけましょう。服についたシワや汚れなどは、清潔感を感じられなくなるため、必ず服の状態をチェックすることが大切です。
また、奇抜な色やデザイン、露出度の高い服も、清潔感がないため、事務職の面接にはふさわしくありません。
面接に着ていく服装に迷ったら、「実際に働くのを想定した服装」を意識して選んでみましょう。事務職の場合は、応募先の社風や職場の雰囲気を調べて、それに合う服装を考えます。服装や身だしなみに関する規定がなく、自由な社風を売りにしている企業なら、カジュアル要素が強くても問題ないでしょう。
また、事務職といっても業種によっても異なるため、その点も踏まえて服装を選ぶ必要があります。
事務職の服装は、オフィスカジュアルが理想です。オフィスカジュアルは、ビジネスシーンにマッチした服装でありながらも、フォーマル過ぎず、程よいカジュアル感と上品さが感じられるファッションを指します。例えば上下をスーツのセットアップで合わせるとかっちりし過ぎですが、品のいいシャツやブラウス、カーディガンなどの程よい抜け感を意識するとバランスの良いコーディネートになります。ボトムスは、フレアスカートやテーパードパンツが好ましいでしょう。
事務職の面接の場合は、スーツ、もしくはオフィスカジュアルをイメージして服装を考えると、好印象を与えることができるはずです。
アクセサリーは付けなくてもよいですが、もし付ける場合はシンプルなデザインを選びましょう。小ぶりで華奢なデザインだと、主張しすぎないためおすすめです。
面接では、黒のパンプスを履くのがマナーです。装飾のないシンプルなデザインで、ヒールが低めのものであれば、どの業種の面接でも使えるため1足は持っておきましょう。
サンダルやブーツは面接にはふさわしくありません。
面接はフォーマルな場なので、ジャケットを羽織るのがマナーです。ジャケットは、黒、ネイビー、グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。
コートも、ジャケット同様落ち着いた色を選ぶことが基本です。柄物や派手な色のコートは、面接にふさわしくないため気を付けましょう。
コートは面接前に脱いで、手に持った状態で入室するようにしましょう。
面接に適しているバッグは、黒のA4サイズが一般的です。履歴書を、折らずに入れることができるサイズのバッグを選びましょう。
また、面接中はバッグを床に置くことも多いため、自立するタイプがおすすめです。
事務職の面接では、ナチュラルメイクが基本です。ベースメイクは下地とファンデーションで、キレイに肌を整えましょう。
アイメイクは濃くなり過ぎないように注意して、ナチュラルに仕上げます。さらに、健康的な印象を与えるために、ピンクやコーラル系のリップを塗って、血色感をプラスしましょう。
自然に見せようとして、メイクを全くしないのはNGです。社会人として外に出て働く以上、メイクをするのは最低限のマナー。
身だしなみを整える一環として、メイクは丁寧に仕上げましょう。
事務職の場合、髪色の規定がある場合も多く、企業によっても異なりますが一般的には6〜7トーンが理想だとされています。染めることは禁止されていなくても、明るい髪色やブリーチはNGの場合が多いため、面接前には髪色が明るすぎないかをチェックしましょう。
服装と同様、髪型も清潔感を感じられるようにしなくてはいけません。髪が長い人はまとめた方がすっきりするため、清潔感もアップします。また、前髪が顔にかかると印象が悪いため、ワックスやスプレーでしっかりとヘアセットしておくと安心です。
面接では、オフィスネイルのようなシンプルなデザインが理想です。うすいピンクやベージュ、フレンチネイルなら、清潔感があり好感を持たれます。
派手な装飾や長いネイルは、不衛生な印象を与えるため控えましょう。
ネイルはしなくても問題ないため、爪のケアをしておく程度でも問題ありません。爪の長さを整えて、ネイルオイルで保湿をするだけでも十分キレイになります。
面接前に、面接会場の場所や面接時間の確認をしておきましょう。また、面接会場に行くまでのルートや、電車・バスの時刻などもチェックする必要があります。
事前に確認しておけば遅刻するリスクも減り、 落ち着いて面接を受けることができます。
履歴書は、面接が決まった段階ですぐに準備に取りかかりましょう。
履歴書には、
・名前
・住所
・生年月日
・電話番号
・学歴
・職歴
・資格
・志望動機
・本人希望欄
を記入します。書き方は、手書きでもパソコンでも構いません。
丁寧に記入をして、記入漏れがないかを確認するようにしましょう。志望動機には、応募先で働きたいと思った理由を明確に記入します。
顔写真は、縦4cm×横3cmのサイズで過去3ヶ月以内に撮影したものを用意してください。
職務経歴書は、これまでの就業経験をまとめて自分のキャリアや実績をアピールするための書類です。レイアウトを工夫して見やすく丁寧に仕上げましょう。
職務経歴書に書くことは、
・職歴
・職務内容
・実績
・専門知識、資格、スキル
・表彰、受賞、実績
などを、記入します。
職務経歴書のシート作成が苦手な人は、サンプルをダウンロードして書きましょう。
正社員の面接は、「書類選考」「一次面接」「二次面接」「最終面接」の流れで行われるのが一般的です。アルバイト・パートの場合は、面接回数はl回のみで採用を決めることもあります。
事務職の面接では、一般的な面接でよく聞かれる「志望動機」「自己PR」といった質問以外にも、事務職ならではの質問をされることがあります。
事務職でよく聞かれることは、「パソコンスキル」「事務職の経験」などが多いため、仕事に活かせるスキルや経験がある人は、積極的にアピールしましょう。
事務職の面接は受け答え以外にも、身だしなみにも気をつけるようにしましょう。難しく感じるかもしれませんが、常識的で清潔感を意識することがポイントです。また、黒や白、ネイビーのようなベーシックなカラーをチョイスすれば、派手になることはないので安心です。
面接対策の一環として、服装や身だしなみに関しての準備は、早めに取りかかるようにしましょう。